『SLAM DUNK』の海南大附属で、決して派手ではないもののインサイドを支える高砂一馬。
牧紳一や神宗一郎、清田信長のように目立つタイプではない。しかし、高砂は海南のスタメンとして強豪校のゴール下を支えている。
では、もし高砂が海南ではなく、湘北高校に入学していたらどうなっていただろうか?
赤木剛憲がいるため、単純に考えればセンターのポジションが重なる。
しかしAI的にチーム構成を考えると、「赤木がいるから高砂は必要ない」とは限らない。
むしろ湘北にとって、かなり重要な選手になった可能性がある。
今回は、高砂一馬が湘北へ入学した世界線をAI的な仮想シミュレーションとして考えてみたい。
※本記事は『SLAM DUNK』を題材にした非公式のAI考察・仮想シミュレーションです。公式設定や試合結果を補完・断定するものではありません。
高砂が湘北に入った場合、最大の問題は赤木とのポジション争い
高砂の主戦場はインサイド。
湘北には赤木剛憲がいる。
そのため、まず問題になるのがセンターのポジションだ。
赤木は湘北の中心選手であり、ゴール下で圧倒的な存在感を持つ。
パワー。
リバウンド。
ブロック。
ゴール下での得点力。
純粋なセンター能力を比較すれば、赤木が優先される可能性が高い。
高砂が湘北へ入ったとしても、
「赤木を押しのけて正センターになる」
という展開にはなりにくい。
しかし、ここで高砂の価値がなくなるわけではない。
むしろ重要なのは、赤木とは違う使い方ができるかどうかだ。
高砂は湘北で「第2のセンター」になれる
湘北の弱点の一つとして考えられるのが、選手層だ。
主力選手の能力は高い。
しかし、赤木がベンチへ下がった場合、インサイドの戦力は大きく変わる。
もしそこに高砂がいたらどうなるだろう。
赤木が休んでいる時間帯でも、高砂をセンターに置ける。
これだけでもチームとしては大きい。
40分間、赤木一人にインサイドを任せる必要がなくなる。
赤木がファウルトラブルになった場合にも対応できる。
AIがチームを長期運用するなら、
赤木40分固定より、赤木+高砂でインサイドを維持する
という考え方をするだろう。
高砂は「控えセンター」として非常に価値のある存在になる。
桜木花道が入部すると状況が面白くなる
ここに桜木花道が加わると、さらに面白い。
湘北のインサイドには、
赤木剛憲。
高砂一馬。
桜木花道。
という3人がいることになる。
タイプはそれぞれ違う。
赤木はパワーと守備の中心。
高砂は安定型。
桜木は身体能力とリバウンド。
この3人を相手によって使い分けられる。
赤木+桜木なら、パワーとリバウンド重視。
赤木+高砂なら、安定したインサイド。
高砂+桜木なら、赤木を休ませながらリバウンド力を維持する。
湘北にとって、かなり大きな選択肢になる。
桜木の成長にも影響した可能性がある
高砂加入で意外と大きいのが、桜木への影響だ。
桜木はバスケットボール初心者として湘北へ入る。
そこに赤木だけでなく高砂もいる。
赤木からは、センターとしての厳しさや基本を学ぶ。
一方、高砂からは別のバスケットボールを学べる可能性がある。
相手との位置取り。
派手なプレーをしなくてもチームに貢献する方法。
相手センターとの駆け引き。
ファウルを抑えながら守る方法。
スクリーン。
ボックスアウト。
こうした部分は、身体能力だけでは完成しない。
もし高砂が練習相手になれば、桜木は毎日のように、
赤木とは違うタイプのセンター
とも戦える。
これは桜木の成長にプラスになる可能性が高い。
赤木にとっても高砂加入は大きい
高砂が湘北に入るメリットは、桜木だけではない。
赤木にとっても重要だ。
湘北では赤木がインサイドの絶対的中心になっている。
しかし高砂がいれば、毎日の練習で高校トップクラスのチームに所属できるレベルのセンターと競える。
赤木がポストプレーを仕掛ける。
高砂が守る。
今度は高砂が攻める。
赤木が守る。
これを何百回、何千回と繰り返す。
試合だけでなく、日常の練習の質そのものが上がる。
強豪校が強い理由は、スタメン5人だけではない。
普段から強い相手と練習できることも重要だ。
高砂加入によって湘北は、その環境へ少し近づく。
三井寿復帰後はポジション争いが激しくなる
ただし、高砂が湘北にいることで難しい問題も出てくる。
三井寿が復帰した後だ。
湘北の基本的な主力を考えると、
宮城リョータ。
三井寿。
流川楓。
桜木花道。
赤木剛憲。
ここに高砂を入れるなら、誰かをベンチへ下げる必要がある。
これは難しい。
そのため、高砂を常時スタメンにするより、
第6の主力
として運用するほうが合理的だ。
相手が大型チームなら高砂を増やす。
スピード勝負なら通常布陣。
赤木が疲れれば高砂。
桜木がファウルトラブルなら高砂。
こうすれば、湘北は試合展開に応じて戦い方を変えられる。
海南戦では高砂が湘北側にいる
最も面白いのが海南戦だ。
本来海南のインサイドを担当している高砂が湘北側にいる。
当然、海南のスタメン構成そのものが変わるため、単純に原作の試合へ高砂だけを移動させることはできない。
しかし仮に戦力だけを考えれば、海南にとっては痛い。
湘北には赤木、高砂、桜木。
一方の海南は高砂を失っている。
つまり、
湘北のインサイドが厚くなり、海南のインサイドが薄くなる。
戦力差が一気に縮まる可能性がある。
牧紳一が強力でも、ゴール下で湘北が優位を作れば試合展開は変わる。
高砂は海南の戦術も理解していると仮定できるため、戦術面でも湘北側に情報を与えられるかもしれない。
AIシミュレーションなら、湘北の勝率は本来想定するケースより上昇すると考える。
陵南戦では魚住対策として使える
陵南には魚住純がいる。
大型センターを相手にすると、赤木の負担も大きい。
そこで高砂が使える。
例えば前半は赤木。
途中から高砂。
再び赤木。
相手センターからすると、違うタイプの選手が次々に出てくる。
さらに高砂の役割を、
「魚住から得点すること」
ではなく、
「魚住を疲れさせること」
に設定することもできる。
ポジション争いを続ける。
スクリーンをかける。
走らせる。
簡単にゴール下へ入らせない。
こうした仕事を高砂に任せれば、後半の赤木が戦いやすくなる。
個人ではなくチーム全体で魚住を攻略できる。
山王戦では河田雅史へのカードが1枚増える
全国大会を考えると、さらに高砂の価値が出る。
山王工業の河田雅史。
赤木にとって非常に厳しい相手だ。
もちろん高砂を出したから河田を止められる、という単純な話ではない。
むしろ個人能力では高砂も苦戦する可能性が高い。
しかし、
赤木だけで40分対応するのと、
赤木+高砂で対応するのでは違う。
高砂が数分でも河田を担当できれば、その間に赤木を休ませられる。
ファウルを分散できる。
違う守り方も試せる。
AIが長い試合を管理するなら、
「河田を誰か一人で倒す」のではなく、複数人で負担させる
という考え方をする。
高砂は、そのためのカードになる。
高砂はスタメンでなくても価値が高い
ここが今回の最大のポイントだ。
高砂が湘北へ入った場合、
「赤木に勝ってスタメンになれるか?」
だけで評価すると、おそらく厳しい。
しかしバスケットボールはスタメン5人だけで戦うものではない。
赤木が疲れた。
桜木がファウル4つ。
相手が大型。
リバウンドを強化したい。
インサイドの守備を安定させたい。
こういう場面で高砂が出てくる。
すると湘北は、
「主力の誰かが崩れたら一気に苦しくなるチーム」から、「交代で修正できるチーム」へ変わる。
これは非常に大きい。
AI監督なら高砂をどう使う?
AI監督という設定なら、高砂を完全な控えにはしない。
試合によって出場時間を変える。
通常なら15~20分。
大型センター相手なら20~25分。
赤木や桜木がファウルトラブルなら30分近く使う。
逆にスピード重視なら10分程度。
重要なのは平均得点ではない。
高砂が出ている時間に、
失点が増えないか。
リバウンド率が落ちないか。
赤木を何分休ませられるか。
桜木のファウルを守れるか。
こうした数字を見る。
高砂に毎試合15点を求める必要はない。
チームの弱い時間を減らすことが高砂の役割になる。
湘北は「強い5人」から「強いチーム」へ近づく
湘北には非常に高い能力を持つ選手がそろっている。
宮城。
三井。
流川。
桜木。
赤木。
しかし、主力への依存度は高い。
そこへ高砂が加わる意味は、単純な戦力+1ではない。
赤木を休ませられる。
桜木の代役ができる。
相手センター対策が増える。
練習の質が上がる。
インサイドのファウルを分散できる。
つまり高砂一人によって、既存の選手まで使いやすくなる。
AI的に考えると、これはかなり価値が高い。
結論|高砂が湘北なら「最強の6人目」になった可能性
もし高砂一馬が湘北高校に入学していたら。
赤木を倒して正センターになる可能性は、それほど高くないだろう。
しかし、それで高砂が埋もれるとは限らない。
むしろ、
湘北に最も不足していた「計算できるインサイドの控え」
として重要な存在になった可能性がある。
赤木剛憲を休ませる。
桜木花道を支える。
魚住純のような大型センターと戦う。
河田雅史のような全国トップ級センターに対して、もう一枚カードを増やす。
そして普段の練習では、赤木と桜木の成長を促す。
得点王になるわけではない。
試合の主人公になるわけでもない。
それでも高砂がいることで、湘北は確実に戦いやすくなる。
海南では強豪チームを支えるセンター。
もし湘北にいたなら、
「強い5人」を「強いチーム」に変える6人目。
それが、高砂一馬のもう一つの可能性だったのかもしれない。


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